女性のにきび治療に効果大!!ピルを用いたにきび治療とは?!

肌トラブルでにきびの悩みは誰もが一度は経験した事があるのではないでしょうか。にきびはスキンケアの外的ケアでは治らない事もあり、その場合は体の内側から改善していく必要があります。体内改善にはピルを用いたニキビ治療が効果的です。ここでは、ピルのニキビ治療についてお届けします。

にきびはどのようにできるの?

にきびができる原因には、主に、性ホルモン、皮脂分泌の過剰生産、毛穴詰まり、アクネ菌増殖が大きく関わっています。基本的ににきびと言うのは、性ホルモンの影響を受ける事で皮脂腺が活発に働き、皮脂を過剰生産したり、毛穴出口を詰まらせる事で皮脂が毛穴に詰まったりする状態からにきびへ発展します。このような肌荒れの状態を白にきびや黒にきびと言い、にきびの内側はアクネ菌が繁殖しやすい環境となっており、白にきびや黒にきびの中でアクネ菌が増加し症状を悪化させていきます。増殖した菌への対抗免疫が作用するとにきびは炎症を起こす為、赤く腫れあがったにきびになります。

にきび肌の肌状態はどのようになるの?

皮脂分泌が多いオイリー肌

皮脂分泌を行う皮脂腺と言うのは、毛穴に向かって開口しています。そして、毛穴を通って角層表面へと皮脂が広がるようになっています。気温上昇時に皮脂分泌量は増えますが、性ホルモン分泌の活性化やストレスなどが原因で過剰生産されてしまうと、毛穴から沢山の皮脂分泌が行われてしまいます。女性は、男性ホルモンと女性ホルモンの乱れによる肌荒れが、大人にきびに繫がる原因の一つに挙げられます。こうして、増加した皮脂が毛穴に詰まってしまう事でニキビが発生しています。

毛穴詰まりでターンオーバーが乱れる

肌細胞と言うのは、一定の周期で肌のターンオーバー機能があります。ターンオーバーとは、肌の一番外側にある角層部分が剥がれ落ちて、新たな角層に生まれ変わる肌サイクルです。しかし、何らかの原因で角層が厚くなり、肌の角化異常になってしまいます。ターンオーバーの乱れは、毛穴出口の角層が剥がれず厚くなり、毛穴出口を塞いでしまいます。皮脂の出口を塞ぐ事になるので、皮脂や肌老廃物が毛穴に詰まりにきびを引き起こします。また、睡眠不足、疲労、肌乾燥、紫外線など、これらも肌のターンオーバーを乱す要因となっており、角化異常を生じやすい為注意する事が大切です。

アクネ菌が増殖している

アクネ菌と言うのは、誰でも持っている肌の常在菌です。しかし、このアクネ菌が増殖してしまう原因には、毛穴詰まりにより皮脂が充満した毛穴の中は、増殖の場に非常に最適な環境といえます。普段であれば肌を弱酸性に保つ働きを持つアクネ菌ですが、毛穴詰まりの酸素が少なく皮脂が多い環境下では、菌が過剰増殖してにきびに炎症を起こします。アクネ菌の増殖は、赤ニキビを作る要因にもなっています。

大人にきびの原因や症状って?

思春期が終わった後から発症するニキビと言うのは、主に頬~口元、または、顎にかけてのUゾーンやフェイスラインにできる傾向があります。顔以外では肩にできる場合もあり、いずれも、皮脂腺が少なく乾燥しやすい部位の特徴を持っています。こうした大人のニキビは、生活習慣の乱れや誤ったスキンケア方法など、色々な事が複雑に関わり合う事によって引き起こりやすくなります。例えば、睡眠不足、ストレス、食生活、喫煙などは肌のターンオーバーを乱す原因として挙げられます。
ターンオーバーのサイクルが崩れてしまう事で、肌表面に古い角質が留まり、角層が厚くなっていく為、毛穴詰まりを引き起こします。また、ターンオーバーの乱れは、肌乾燥を招きます。なので、誤ったスキンケアをしていたり、長時間冷暖房の効いている職場に居たり、それも肌乾燥を進行させる一つになります。すると、肌のバリア機能が低下する為、肌は自ら角層を厚くして肌を守る働きをし、毛穴詰まりの原因を招きます。
このように、大人にきびは様々な事が複雑に絡む事で、何度も繰り返して肌トラブルに繫がってしまいます。なので、大人のニキビの予防には、生活習慣やスキンケア方法を見直す必要があります。

低容量ピルがにきびに効く理由って?

基本的な低容量ピルの働き

基本は経口避妊薬の低用量ピルで、主に排卵抑制効果で確実で安全に避妊する事ができる薬です。しかし、低用量ピルの効果と言うのは、実は、避妊はもちろん月経不順、過多月経、生理痛・PMSなどの緩和、にきびや肌荒れ改善、多毛改善など、様々な効果が期待できる内服薬でもあります。低容量ピルを服用したからと言って不妊になる事は決して無く、また、薬成分が体内蓄積する事も決してありません。それに、昔のようにピルが誕生した当初よりホルモン量が少ない為、副作用で太る事もありません。ただし、低容量ピルに全の副作用が無いと言い切れるワケではありません。吐き気、頭痛、乳房の張りなどの副作用が服用当初にある場合もあります。しかし、低用量ピルを上手く活用する事で、美肌を手に入れ肌環境を高めるていく事ができます。

2種類のホルモン配合

低用量ピルには、2種類のホルモンが配合されています。ホルモンには、卵胞ホルモンであるエストロゲン、黄体ホルモンであるプロゲステロンが挙げられます。エストロゲンは、排卵を促すホルモンとなっており、女性の肌を美肌にサポートします。また黄体ホルモンは、子宮内膜へ効果的に働きかけ、受精や妊娠準備に大事なホルモンになっています。低用量ピルは、基本的にエストロゲン含有量50マイクログラム以下のものになります。

ストレスが女性の肌に影響する

現代では、女性の社会進出やSNS普及で情報過多な時代になっています。働く女性を取り巻く環境は厳しく、家事と仕事の両立で負担や疲れが重なったり、不必要な情報に触れる事でストレスに繋がったりしているものです。このようなストレスを過度に感じてしまうと、実は体内の自律神経を乱す原因になります。自律神経のコントロールは視床下部で行われているのですが、同時にホルモンや免疫系もコントロールしています。なので、ストレスが影響し合う事で身体にも悪影響を及ぼしています。
さらに、自律神経によるホルモンバランスの乱れは、実は肌あれやにきびにも繋がっています。例えば、ストレスから守る為に抗ストレスホルモンとして男性ホルモンが放出されます。女性の体内でも男性ホルモンは作られるので、ストレスの溜まっている女性は男性ホルモンが体内に増殖しています。男性ホルモンは皮脂分泌を盛んにさせるので、オイリー肌になる事で角質が厚くなり毛穴詰まりやニキビの原因になっています。なので、継続的なストレスは肌荒れ悪化となり、にきび悪化の悪循環に陥っています。

低用量ピルによる治療効果

にきびと言うのは、中々直ぐには完治する事はありません。いつまでも治らないニキビに悩んでいる方には、低用量ピルでのニキビ治療はオススメです。思春期ニキビは、アンドロゲンと言われる男性ホルモンの皮脂分泌過剰や、不安定な女性ホルモンが原因となって引き起こります。一方、20代以降成人してからできる大人ニキビは、排卵後から月経前になると顎や口周りにできるものです。女性ホルモンの一つであるプロゲステロンは皮脂分泌を活発にし、にきびを増殖させる原因になっています。
そこで、低用量ピルを服用が大きく役に立ってきます。低容量ピルには、エストロゲンとプロゲステロンが含まれたホルモン剤です。ピルの服用により乱れたホルモンバランスを改善していく事ができるので、継続的に服用する事でにきび改善が期待できます。低容量ピルのホルモン成分であるエストロゲンは、皮脂分泌の活性化を抑えてくれるので、皮脂の過剰生産を抑制する事ができニキビ治療に効果的に働きます。